生まれて初めて、というと少し大げさだが今年初めてWWDCに参加した。

チケット代だけで約18万円、移動費や宿泊費などを含めると1週間フルの参加で70~80万近くかかる。

昨年までフリーランスをしていた自分からは到底考えることができなかったが、今年から会社員となり会社の経費として参加できることになった。

そもそも日本から出たことがない私はチケット当選の連絡が来た時にとても興奮したことを覚えている。

WWDCはネット越しに見るものだと思っていたから参加する日が来るとは夢にも思わなかった。

初めての海外!初めてのWWDCに興奮!!

WWDC19はアメリカ カリフォルニア州 サンノゼにて行われた。
東京から飛行機で約10時間、時差は16時間ほど。

こんな長時間のフライトは初めてだったが、エコノミークラスでも快適に過ごすことができたし、何より機内食が美味しいことに感動した。
(1食の量が多く、10時間のフライトで2回食事が出るので結構お腹いっぱいになった)

現地は快晴で空気がカラッとしていてとても気持ちが良かった。
気温は20度後半くらいなのだが日本のようにムシムシした感じはなく、長袖でちょうどいいような不思議な気候だ。

写真を見て貰えば伝わると思うがとにかくスタッフのテンションが高い。笑

ハイタッチでお出迎えしてくれてこっちまで楽しい気持ちになる。

毎年ノベルティーが配られるようだが、今年はMA-1が配られた。
縫製が少し雑なのが残念だが割と私服でも着れそうなデザインなのは嬉しい。

なんでアウターがノベルティーで配れるんだろう?? と不思議だったのだが次の日にこの謎が解けた。

キーノートや各セッションが行われる会場のホールがびっくりするほど寒いのだ。
TシャツにパーカーにノベルティーのMA-1を着てちょうどいいくらいだった。
眠くらないないため?なのか理由は分からないが海外のカンファレンスはこんな感じらしい、、

チェックイン後は会場の周りをぶらぶらしたり、AppleParkビジターセンターに行ってお土産を買ったり中をぶらぶら見学してきた。

キーノート

WWDC初日のメインイベントは何と言ってもキーノートだ。 ここで開発に関わる諸々の新機能が発表される。 今年は、

  • SwiftUI
  •  iPadOS
  •  ダークモード

などなど近年のキーノートの中でもダントツに面白い発表が目白押しだったと思う。

やっぱり、会場でプレゼンを聴くのと日本でネット越しに情報を得るのは全くの別物で、入ってくる情報量はもちろん、Apple社員のプレゼンはとても美しく魅了されるものだった。

このプレゼンを生で見ることができただけでも、アメリカまで来た価値があったなぁと思う。

ちなみにせっかくだからキーノートをいい席で見たいなと思い早朝の5時くらいから会場に並んだ。笑

結果、前の方のいい席で見ることができたが時差ボケなどもあってキツかったので次回があったらもう少し遅くてもいいかなと思った。

Labで歓喜と悲哀

WWDCに来たら絶対に行きたいのがLabだ。

Appleのエンジニアやデザイナーに日頃の開発での疑問を直接聞くことができるため多くの人が訪れる。

技術的な質問はもちろん、自分の作ったアプリのUIを世界最高峰のデザイナーにレビューしてもらえるのはとても貴重だ。

文章では伝わらないと思うが、初めて見るアプリに対してロジカルにデザインの指摘を行う様は本当にプロフェッショナルだったと思う。

一つ一つの指摘が的確で本質的なものだったし、なるほどなと思うものばかりだった。

この時のUIデザインの話に関しては、また改めてまとめたいと思う。

一方でこのLabでは大きな絶望(というと少し大げさかもしれないが、、)も経験した。

それは、言語の壁だ。

当然だが、向こうで話す言葉は全て英語である。

日本人のスタッフもいるし、通訳の人もいるのだが基本的には英語力がないとせっかく質問をしても100%以上の理解は難しい。

何よりも衝撃的だったのは、Appleで働く日本人社員の方に、

「通訳をつけるのは日本人くらいだよ」

と冗談交じりに言われたことだ。

確かに、周りを見るとみんなサラサラと英語を話している。

大学受験レベルの英語力しかない自分にとって、英語での会話は想像以上に大きなハードルだった。

もっとたくさんの人たちと積極的にコミュニケーションを取りたかったのだがそれができないもどかしさもあったし、英語が話せないことが何よりもコンプレックスだとも思った。

意識の変化

WWDCに初参加して大きな意識の変化があった。

やりたいこともいっぱい見つけたのだが、特に「英語を話せるようになりたい」と強く思った。

英語が喋れないことがとても悔しかった、、

以前から技術系のカンファレンスに参加した時など英語の大切さを実感してはいたが今回改めて実感した。

鉄は熱いうちに〜ということで日本に帰って来てからは早速英語の勉強をはじめることにした。 英語の勉強に関しては、

  • 英単語アプリ
  • オンライン英会話サービス
  • NetFlix

を使って毎日少しずつ勉強している。

具体的な勉強方法やその成果については今後報告していければと。

まとめ

日本から出たことがない自分にとって、初めてのWWDCも初めての海外もとにかく楽しかった!

初めて見る景色や食べ物、気候、人すべての物事が刺激的だった。

また、来たいと思ったし英語力含めもっとスキルアップしないといけないと思った。

次に海外に行く時までには英語力がアップしてたらいいなぁ。

WWDC持ち物リスト

今回WWDCに初参加してあるとよかったなーと思うものを来年以降参加する人のために記しておく。

  • モバイルバッテリー
  • パーカー
  • 風邪薬・常備薬
  • ガム・アメ
  • コンパクトな折りたたみイス
  • クレジットカード(現金は5000~10000円くらいあれば十分)
  • 新しいOSを入れるための予備iPhone
  • 大きめのキャリーケース(お土産の分荷物が増えるので)
  • iPhoneにNetflixなどの映画コンテンツをDLしておく(機内で観るように)